我々は無知だったがために、自分たちは木造のお家を作るものだと思い込んでスタートしていました。
と言うか、戸建てって普通木造じゃないの?くらいの認識…
しかし、色んなハウスメーカーと話しを聞くうちに、夫婦で鉄骨のお家に興味津々!
それ以降、あらゆる可能性を排除しないという方向性を固めました。
地震に強いのは当然ながら、欲を言えば数回デカい地震が来ても住み続けられる家が理想。
主要幹線道路と線路が近い、飲食店が横にあるとの理由で、外部の音が聞こえにくい家がいい。
二世帯になる事で、家の中の音問題が懸念される。
子どもが走り回ったり、ギャン泣きしても響きにくい家がいい。
外壁はタイルか、コンクリートがいい。
ってな考えが固まり始めました。
じゃ、何が良かった?
- フレームがt:3.2mmの角パイプ(鉄骨在来工法はt:2.6mmのC鋼が多い)、制震構造が標準装備、基礎の鉄筋がゴツい奴を採用(ゴツい鉄鋼のところも増えてるそうですが)、アンカーが抜けにくいやつ、柱に対してアンカーの本数含め、災害には強いと思う。
今はどこも地震には強いと思うけど、制震構造がオプションって言われると我々はなんか萎える…
- 耐震の筋交いが不要、制震構造のみで成り立っている。
筋交いは大きな地震で伸びます。
と言うか、筋交いが伸びて揺れに耐える。
だから交換、修理が必要。
- 床の音がかなり響きにくい。
まぁ昔に比べ、他社も響きにくいんでしょうけど、ヘーベルハウスさんは違いが凄く分かりやすかった。
- 繊維系断熱材じゃない。なのに割と音を吸収する。
繊維系断熱材は音をよく吸収してくれますが、しっかりと施工してないと、湿気の心配、中身だけがタレてくる心配があります。
- 大きな地震で揺れても、ALCコンクリート同士も動く。
割れて落下する可能性が少なそう。
- 外観が結構好き。
流行りの見た目でもないが、飽きは来なさそう。多分…
- 私の住む県では、ヘーベルハウスさんの一次下請けは一社のみ。
一社のみだと、着工時期が負荷によって左右されますが、品質は安定し易い、ハウスメーカーが下請けを管理し易いわけです!
下請けや孫請けが多いほど、品質は安定しにくく、ハウスメーカーの教育、管理が行き届きにくくなります。
- 柱の数が少なくて済むから、開放的な空間が可能、窓が大きく取れる。
外の騒音を気にしてる奴が、大きい窓がイイとか言うなって話はナシでお願いします…( ̄∀ ̄)
- 営業さんとの相性がとても良かった。
痒いところに手が届くような細かな対応、気配りがよく出来ていた。
カンがイイのか、1〜10まで話さなくても伝わる。←これ営業には大切!
話し方がとても上手く、引き込まれる。
経験も豊富で、話に説得力がメチャある。
などなど。
セキスイハイムさん、トヨタホームさんは工場生産なので、更にゴツいフレームで溶接構造ですが、ハイムさんのタイルが見た目あまり好きではない…
トヨタホームさんはなぜかあまり興味が出ず…
まぁ全館空調に興味が湧かなかったし、外壁はタイルかコンクリートが良かったしね!
備考:
鋼材は、丸パイプ > 角パイプ > C鋼 > H鋼の順で強いのです。
確かにヘーベルハウスの弱みも調べました。
- ALCコンクリート自体は水を通してしまうので、防水塗装が必須。
→サイティングよりは長持ちする計算。
- 寒冷地では弱い。もし水が染み込んで凍ると、ALCコンクリートが割れる【凍害】がある。
→我が家はそこまで寒冷地じゃない。
- 防水塗装がひび割れたり剥がれると、水が染み込む恐れ。
→それでもALCがいいと思っちゃったから仕方がない。
サイディングは反ったりつなぎ目コーキングが劣化すると同じです。
タイルはやっぱ割れの恐れも…
- 第3種換気システムのため、吸気口が必要。
→吸気口から音が進入。
第1種換気システムだと、壊れた時の出費が怖い。
- フレームが工場生産尺モジュールで、中途半端な寸法には出来ない。
→土地の広さに縛りがないので、我が家にはほぼ関係ない。
- 発泡系断熱材は縮む(萎む)恐れがある。
→繊維系断熱材の不安要素の方が心配だった。
- 鉄骨は木造に比べ、熱伝導率が高いから、夏は暑く、冬冷えやすい傾向。
→そんなもん仕方がない。
などですかね。
それでも我々夫婦には良かった点の方が遥かに上回ったから、選んだわけです。
学校の成績で表すと、相対評価でオール5のハウスメーカーなんて存在しません。
長所もあれば短所もある。
他社より優れている点があれば、他社の方が優れている点もある。
自分たちが拘りたい点に優先順位を付けて、各ハウスメーカーさんの特徴に重ねていくと絞りやすいですね。