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前回記事より続き↓
さて、某業者様に太陽光発電と蓄電池についてお話を聞きました。
以前にも書きましたが、太陽光発電には全く興味が無かったし、蓄電池もメーカーや業者によって全然スペックが違って、一般家庭にはどの程度のスペックが必要、最適かがよくわからないし...
しかし、メリットとしている仕組みや、蓄電池については個人的に興味がある…
まぁ、説明を聞いても魅力を感じなければやらなきゃいいし、ってことで詳しく教えてもらうことにしたのです。
最初に、自宅の立地条件や家のスペックが太陽光発電に適しているか?から確認しました。
話を聞いてから、もしやる気になったのに、日照条件でメリットが出にくい立地だったらけっこう時間の無駄になるからです。
まずは家のスペックから確認。
ハウスメーカー・屋根の形の再確認。
屋根の形って片流れ、寄せ棟など色々とありますよね。
(私は詳しく知りませんが…)
天窓や煙突などがあると、あまり太陽光パネルを多い枚数がつけれなかったりします。
また、ハウスメーカーによっては◯◯◯社のパネルしか付けれないとかもあるそうです。
図面にて方位と屋根の角度と大きさを確認。
屋根の形が複雑だとあまりソーラーパネルが取り付けれません…
図面上で、乗せた場合の可能な枚数も確認します。
(各メーカーや種類でも異なります)
なお、屋根角度は30度くらいが一番発電効率が良くなるそうです。
取付けに関して、屋根材も仕様書にて再確認。
(どんな種類がダメなのかまでは聞いてませんが)
続いて、だいたいの住所を入力すると、過去の天気から日照時間のデータが出てきます。
今はそーゆー時代らしいのですが、これにはビックリしました。
更に、家の周りの建物の条件。
南側に、マンションの様な大きな建物があったりするとダメですからね…
他所の建物の高さに対して、1.5倍ほどの距離が離れていれば概ね大丈夫との事です。
まぁ、我が家は周囲を見ればだいたい大丈夫だと分かりますけどね…
上記の条件からデータを当てはめていき、ソーラーパネルのスペックと枚数を入力すると、なかなかの確率の発電量データが割出せるとの事です。
で、我が家はよっぽどの事が無い限り、立地の条件面では大丈夫!むしろこんな良い条件で確率外す方が珍しいとの事。
次に、現在の電気代の仕組みについてをおさらいを含めて説明頂きました。
・太陽光発電での売電金は、電力会社が負担をしているわけではなく、太陽光発電を付けていない所が負担をしている。
電気の検針票の内訳欄下部に記載されている【再エネ発電促進賦課金】という項目があります。
それが正にそうです。
住宅・工場を含めて太陽光発電を付けるところは年々増加しています。
最近では始めるところは少ないですが、投資の一つとして空き地にソーラーパネルを並べるところも一時期は激増でした。
(なお、投資目的の売電は、新規では受付終了したそうです)
その影響で【再エネ発電促進賦課金】は値上げ率こそバラバラですが、年々増えていっています。
【参考データ】
2012年8月からで、0.22円/kWhだったのが…
2013年5月から0.35円/kWh
2014年5月から0.75円/kWh
2015年5月から1.58円/kWh
2016年5月から2.25円kWh
2017年5月から2.64円/kWh
2018年5月から2.90円/kWh
2019年5月から2.95円/kWh
となっております。
普通に考えれば、この先も再エネ発電促進賦課金は上がっていくでしょう!
・託送料金というものが入っている
送配電網の利用料で、送電設備の維持費みたいなもんらしいですが、個人的になんか納得できない...
これはだいたい電気代の約3割くらいの割合で、2019年10月時点で中部電力では9.73円/kWh との事です。
これは年々増加しているわけではありませんし、電力自由化で若干値下がったといった情報も聞きますが、長期で見れば結果的には値上がるんじゃないか?との見方もあるそうですね…
続いて売電価格について
2019年度の住宅用売電価格
24円/kWh
10年固定保障
(来年度は20円/kWhくらいとの事)
続いて発電開始できるまでの簡単な流れ
営業さん『仮に契約したとして、発電できるまでにどれくらいの期間がかかる思いますか?
だいたい4ヶ月〜6か月ほどと思ってください。契約→設置して簡単に売電収入を得る事はできないのです。
一番時間がかかるのは製品の納期や設置工事ではなく【電力会社と経済産業省】への申請→認可です。』
簡単に書くと↓
現地調査 → 電力会社へ接続契約申請 → 経済産業省への設備申請 → 電力会社・経済産業省の各種申請が受理 → 設備の正式発注・工事日程決め → 設置工事 → 試運転等 → 電力会社との契約締結 → 発電開始
重要なのは【契約締結】が3月に間に合うか、4月になるのか。
ここで売電単価が変わってしまうのです…
続く…