ヘーベルハウスで家建て替えました

2017年にヘーベルハウスで家を契約。マイホームの事の備忘録と、太陽光発電の事、趣味の事と、その他のことを。

太陽光発電について考える⑤

過去記事↓

太陽光発電について考える①

太陽光発電について考える②

太陽光発電について考える③

太陽光発電について考える④

 

前回記事より続き↓

 

 

 

太陽光発電について

 

 

太陽光パネルの種類

 

太陽光パネルには多くの種類がありました。

シリコン系

化合物系

有機

 

家庭用で今最もポピュラーなのが【シリコン系】だそうです。

 

 

そのシリコン系にも種類が!

 

多結晶型・・・シリコン結晶の含有量が低い(不純物が多く含まれる)ため、発電効率は低めだが、低コストで製造できる。

見た目は青っぽく、斑な柄っぽい感じの物が多い。

 

単結晶型・・・シリコン結晶の含有量(純度)が高く、発電効率も高いが、コストが高め。家庭用として信頼性にも優れている。

こちらの見た目は、ほぼ黒色で、柄っぽくない。

 

 

 多結晶・単結晶の小さな太陽光パネルにモーターを接続した、性能の比較用サンプルを見せてもらいましたが、全然違う…

 

(参考までに、一年を通して日照時間が全国平均より少なめの北陸地方でのデータでは、単結晶型では曇りの日も結構発電できているらしく、高層ビル等で遮られていなければメリットが出せているそうでした)

 

 

 家庭用でのおススメは【単結晶型】という事です。

 

 

太陽光パネルメーカー

 

お話を聞いた会社では、主に6社の国内メーカーを取り扱っています。

 

Panasonic

SHARP

東芝

長州産業

三菱電機

京セラ

 

 

説明前の私の知識

SHARP】経営不振により、2016年に台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に買収されている。これは有名ですね!

東芝】こちらも経営不振により、各事業を海外含めた各社へ売却検討しておりました。

 

 

で、説明してもらう。

 

Panasonic:人気が高く、太陽光を代表するメーカーの一社。保証期間も太陽光の出力保障25年、パワーコンディショナー(以後パワコン)等周辺機器は15年保証と、この中では最も長い。

 

SHARP太陽光発電のパイオニア、歴史と実績があるメーカー。(実質的に鴻海精密工業なので、もはや国内メーカーとしてよいのか?と個人的には思いますが…)

 

東芝:2010年から太陽光事業参戦の後発組。自社生産はしておらず、アメリカのサンパワーのOEMでパネルを売っている。

太陽光パネルの性能は非常に高く、評判も良いらしい。

 

長州産業:単結晶型の製造を全工程自社生産している、唯一の会社。一部製品?ほとんどの製品?は、PanasonicへのOEMとして長州産業が製っている。

(HITはPanasonic製)

保証は太陽光パネルの25年、パワコン等周辺機器15年はPanasonicと同様に最も長い。

しかし、長州産業はさらに施工の雨漏り10年保証がある。

 

三菱電機:パワコン性能がとても高く、国内メーカーの中ではエネルギーロスが一番少ない。太陽光モジュールからパワコンまで国内生産。

 

京セラ:家庭用太陽光システムを初めて販売開始した会社。多結晶型に力を入れており、高性能な多結晶型がある。

ただ、単結晶型と比較するとコストは低いものの、多結晶型なのでどうしても発電効率は単結晶よりは劣る。

 

 

と、ここまで太陽光発電のみのお話。

 

 

そこで私が質問!

私『太陽光発電って10年売電単価が固定保証とはいえ、売電単価が下落傾向の中、メリットってぶっちゃけた話どうなんですか?』

 

営業さん『今は太陽光ユニットの性能が年々上がり、製品価格も下がってはいますが、仰る通りで売電に関してのメリットはほぼ最初の10年だけと言えます。

私の自宅は48円/kWhの時代でかなりメリットが大きい方ですが、11年目以降は売電単価が7円/kWh〜9円/kWhとなる見込みです。

2019年度に10年固定を開始すれば24円/kWh、来年度には20円/kWhほどと、年々売電価格は下がる見込みです。』

 

私『やっぱそうですよね…』

 

営業さん『しかし、蓄電ユニットとセットになることで、目先から11年目以降の長期的なメリットは出しすくなります。なので、ここからは蓄電に関してのお話です。』

 

 

蓄電ユニット(セット)の仕組み

 

簡単に書くと、

・停電時は、自動的に蓄電池の電力へと切り替わる。

(これはセットでの取付けに限る。後付けだと手動で切替えが必要)

 

千葉県で台風災害により、停電というものがどれだけ深刻なものかが良くわかりましたから、蓄電池はあった事に越したことはありませんね。

特にオール電化!!

 

太陽光発電中の時でも、そうでない時でも充電が可能

・停電時でも、停電時でなくても蓄電池の電力を使用可能

 

という事は、安い夜間電力を使って充電しておいて、単価の高い時間(発電していない時間)に蓄電池の電力を使用する事が出来る。

日中は発電した電力を使用、余った分は売電。

(なので、蓄電池の電力を使用するのは朝夕がメイン)

 

要するに、エコキュートの電気版のような使い方ができるって事です。

 

もちろん10年後、売電単価がガクンッ!と落ちてからは、

日中に発電した電力を使用して余った電力で充電、朝夕は蓄電池の電力を使用。

なので、物理的には殆ど夜間の安い単価の電力しか使わない理論になります。

そのあたりは液晶操作で設定ができるとの事です。

 

 

エコキュートの電気版】は、誰にでもかなり分かりやすいと思いました。

 

 

 

続いて、蓄電池の種類です。

 

現在ほとんどの家庭用蓄電池は、リチウムイオンだと思います。

 

その中でも屋外用・屋内用があります。

周辺機器の保証が長くなったのは、屋内用蓄電池ができたのが一つの大きな要因だそうです。

 

 

その中でもメーカーによって近い蓄電容量なのに、価格や放電サイクルの寿命になぜこんなに差があるのか?

(3000回、5000回、8000回、10000回など…)

 

これはリチウムイオンの種類の違いとの事です。

 

リチウムイオン蓄電池の中にも【マンガン系】【三元系】【ニッケル系】…などたくさんの種類があるそうで、その中でもよく安価で出てくるのは【三元系】が多いとの事。

安価ではあるが、放電サイクルの寿命も短い。

 

マンガン系】は安全面も安心でき、コストは高めだが、放電サイクルの寿命も長い。

 

 

3000回とか5000回とかは、おそらく三元系との事。

(他は家庭用に向いていなかったりらしい)

 

付けるなら弊社ではマンガンをお勧めしています!との事でした。 

 

続く…